2009年6月20日 (土)

コラム60<無為良寛>

<無為良寛>―全てを棄てる

 良寛の漢詩の自由訳抜粋

“何のための蓄えか”

を熟読して、共に自省したい。

 「考えてみよう。人生とは、長く生きたとしてもせいぜい百年くらいのものであろう。それも秋の川面をただよい流れる浮き草のような、心細い百年ではないか。朝から晩まで、生きるためにひたすら神経をすりへらす。お金や物を少しでも多く蓄えようと、汗水たらして働くのはよいが、その蓄えを固く封印して、困っている人を見ても、分け与えようともしない。

 しかし、蓄えのあるそのような人も、やがては死に、墓穴に埋められてしまうのだ。数えきれないほど蓄えのあった人でも、わずか一銭ですらあの世へ持ってゆくわけにはいかない。その蓄えのおかげで、後に残された人々は恩恵をうけるかもしれない。しかし、故人の名前が思い出されることは、めったにないのである。せっかく苦労して蓄えたというのに、気の毒なことだねぇ・・・。

 世の中の人々よ。死んでからではなく、生きているうちだよ。生きていううちに、何をするかだよ。自分の為ではなく、自分以外の人々の為に、いったい何ができるのか。そのことを深く考えながら、労をおしまずにはげんでいただきたい。」

新井満著世界文化社刊・P50

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月 8日 (木)

俳句40<謹賀新年>

<謹賀新年>―鎮守・代田八幡神社

2009、1,1

初参り

    茅の輪の社

         無住心

              無庵

    

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2008年9月23日 (火)

コラム50<仏像会展>

<仏像会展>―三田龍源寺

第7回仏像を彫る会展示会のご案内です。

 

会場:龍源寺・花園会館

東京都港区三田5-9-23

電話;03-3451-1853

 

日時: 平成20年9月23日(火)~24日(水)

時間:23日(火)10時30分~16時30分

   24日(水)11時00分~15時30分

 

小生は、わらべ地蔵と救世観音の二体を出品します。
なお、24日(水)13時以降会場に待機して居ります。お暇な折にお出かけ下さい。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2008年8月17日 (日)

コラム48<無言館記>

<無言館記>-戦没者画学生

8月12日に長野県上田市にある無言館(戦没画学生慰霊美術館)を訪れ、画学生の遺品となった絵画や遺品を鑑賞した。

窪島誠一郎館長は、作家故水上勉の長男で、野見山暁治画伯と共に全国の戦没者画学生の遺族を回って遺品とその絵画を蒐集して、1997年5月2日に開館した美術館であ

る。

ほとんど20代で戦死した画学生の作品は、出兵時の未完のものもあり、力強いものあり、温かいものあり、それぞれ苦闘の複雑さが垣間見られました。特に、恋人、奥さん

・親族の絵画が、少なくなかった。肉親への愛情の切なるもが多かった。

街と離れた小高い森の中の美術館は、画学生の安寧の地に相応しかった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月14日 (木)

俳句37<書道会展>

<書道会展>―薬師寺東京別院2

2008、6, 1

風光る

    諸善奉行の

         法の道

              無庵

  (写真は画像上をクリックして拡大できます)

Photo_14   

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月 2日 (土)

コラム47<自立条件>

<自立条件>ー自立前提条件

牧原経営研究所”無人庵”の自立支援での指導で前回に記載した「自立三原則」と併せて「自立条件」を説く。いわゆる、自立の前提条件である。

 その前提条件は、“群れずに生きる。”ことである。組織の中で生きるエンジン無きグライダー型飛行機でなく、群れずに独自のエンジンを持った飛行機でなければ、自立したことにはならない。

 曽野綾子著「中年以降」に自立の本質を衝く記述がある。以下に記す。

 “今までの権力や実力の座から離れ、風の中の一本の老木のように、一人で悠々と立つことを覚えるべきなのだ。”

 “はたの評価はどうでもいいのだ。きれいに戦線を撤収して、後は自分のしたいような時間の使い方をする。だれも頼らず、過去を思わず、自足して静かに生きる。それができた人は、やはりひとかどの人物なのである。”

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月23日 (月)

俳句36<書道会展>

<書道会展>―薬師寺東京別院

2008、5,29

夏の雨

    わらべ地蔵も

               休し去る

              無庵

写真は画像上をクリックして拡大できます)

わらべ地蔵は孫の一歳誕生祝い、舞扇は成人祝い

Photo_33    

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月17日 (木)

コラム44<天馬願望>

<天馬願望>―天馬特別展

 2008年4月5日奈良薬師寺の花会式出席を兼ねて、奈良国立博物館で開催されている“天馬”(シルクロードを翔ける夢の馬)特別展を見学した。天馬は、紀元前一千年以上も前の西アジアで誕生して、古代ギリシャや古代インドの神話や中国神仙世界に登場し、シルクロードを通じて世界各国に伝えられた。天馬は、シルクロード終着の地である日本にも伝えられ、正倉院の宝物の中に見られる。ギリシャ神話のペガサス、ローマ、インド他の有翼馬・中国の汗血馬他の天馬に関する各国の資料が163点も陳列されていた。

 3月5日に中国シルクロード河西回廊の旅で武威市で見学した雷台墓の銅奔馬は、“飛燕を凌ぐ馬”と言われた天馬であろう。天馬は、古代より各国権力者達の憧れの的であった。一日一千里を走る天馬は、古来より戦いの最高の武器であった。雷台墓の銅奔馬は、前漢の第七代武帝の愛した汗血馬の雄姿を象徴した天馬であった。

天馬願望は、馬好きの競馬フアンには、現在まで受け継がれていよう!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月10日 (月)

俳句33<水芭蕉花>

<水芭蕉花>―尾瀬ヶ原

2007、6、8

雨払い

    水芭蕉咲く

        池塘かな

              無庵

写真は画像上をクリックして拡大できます)

      尾瀬ヶ原水芭蕉

Jpg

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月 7日 (火)

コラム34<尾瀬登山>

尾瀬登山登山シリーズ・春



6月8日~9日の一泊二日で、尾瀬登山に出掛けた。そのため、5月下旬より早朝トレーニング(千日回歩)を登山用に強化して、6月からは、登山靴を履いてトレーニングして、体調を鍛えた。

尾瀬の裏燧林道には、残雪があり、軽アイゼンも準備した。

8日は、梅雨入りを控えていたが、午後に鳩待峠到着時では快晴であった。山の鼻までの下り一時間の行程は、回りの新緑が目に沁みた。水芭蕉とブナの新緑も歓迎して呉れた。

山の鼻から尾瀬ヶ原に入り、見事な水芭蕉の群落があり、立金花の咲き競う群生に池塘が点在して、これぞ尾瀬と言う絶景を堪能した。しかし、牛首分岐点過ぎからは、雨となり、その上雹に見舞われ、厳しい洗礼も受けた。

翌日9日は、天気は回復し晴れ時々曇りとなった。燧裏林道には、残雪があり、冬の名残も味わって来た。幸いなことに、林道沿いには、滅多に見られない絶滅種と言われる稀少植物の“トガクシショウマ”の満開な群生を見ることが出来た。殆ど見ることが出来ない花に感激ひとしおであった。今回尾瀬の終着地御池までの登山旅行は、満足の旅となった。

今年は、8月に乗鞍岳、9月には北岳の登山を計画している。こらからも、坐禅のように、自然と一体となり、心の鍛錬をしたいと考える。

| | コメント (0) | トラックバック (0)