2008年12月31日 (水)

コラム54<盲亀浮木>

<盲亀浮木>―雑阿含経巻15



 N H K教育テレビ講座“こころの時代―道元のことば(下)角田泰隆著”P61の「盲亀浮木の喩え(雑阿含経巻15)」を下記に引用する。

 “人間に生まれ、仏法に出会うことのきわめて稀なことを喩えたものです。大海の底に一匹の盲目の亀がいて、百年に一度だけ海面に浮き上がってくるのです。そして大海原に一本の浮木が漂流していて、その浮木に到達することができたとき、人間に生まれ、仏法に出会うことができるというのです。チャンスは、百年にたった一度、大海原にはたった一つしか浮木はない。それも盲目の亀ですから、浮木を探すことはできない。まったく不可能としか思えませんが、百年に一度の機会を、何万回何億回と繰り返していく。そして見事に浮木に辿り着けたとき、人間となって生まれるのです。”

 この喩えの如く、我々は、人間としてこの世に生れてくるのは、大層有難いことです。その命を大切して、今ひたすら生き抜くことでしょう。

 大晦日を迎え、今更ながら、自己究明に思いを致し、生きていることに感謝すべきしょう。

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