2016年9月30日 (金)

コラム155<新大法師>

<新大法師>―終生修行と心の布施

10日、恒例の薬師寺修行を終えました。大本山薬師寺で受戒して、満5年過ぎ、今回修行修了式で「法師」から、「大法師」(だいほっし)の僧階を、村上新管主より授与されました。有難く謹んで、拝受致しました。

受戒後、5年間の「終生修行」と「心の布施」を総括して、以下に纏めました。

1、薬師寺法師

 1)早朝修行・・・毎朝3時起床一時間半(早朝勤行・坐禅・真向法)受戒以来1825日今後3千日修行を目指し終生修行(3時起床は20代後半から50年余)継続中

 2)玄行辻説法全国行脚・・・札幌から関西地区法話聴聞者累計2千人余、今月神戸(2年連続)、来月札幌(3年連続)すべて奉仕

 3)佐保写経会・・・奈良女子大学同窓会東京佐保会から依頼され、佐保会東京会館にて、毎月一回9月より開始し、好評にて継続中。

2、自坊「大給山一心寺」住職

 1)山田前管主・現長老法話会(5年連続)今年最終回9月24日(西尾城址・旧近衛邸)開催

 2)村上前副住職・現管主(2年前)般若心経法話会(旧近衛邸)開催

 3)無心會(坐禅)洗心会(写経)毎月一回8月開催で連続71回(参加者累計1200人余)継続中

 4)一心寺薬師会(般若心経他研究)隔月一回で18回(参加者300人余)継続中

現在受戒より上記5年間の総集編として、人間卒業論文“とする写真俳句「玄行俳句集・空」、コラム「山椒録・縁」を6ヶ月掛けて執筆しました。既に予定通り刊行致しました。{特別価格(実費75%引き)1500円}

この“人間卒業論文”を大本山薬師寺国宝薬師如来(山田前管主代行)の審査経て、その合格となり「浄土入門許可証」を頂き、釈迦入滅と同年の「80歳余命自己告知」宣言した通り、成仏出来れば有難いと思っています。

今後、生ある限り、「終生修行」と無償の「心の布施」を務めます。引き続き、ご指導・ご鞭撻よろしくお願い致します。

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2016年6月25日 (土)

コラム151<煩悩熾盛>

<煩悩熾盛>―“氏より育ち”

一昨日、10日余りの自坊「一心寺」他の行事終え帰宅しました。留守中、庭の紫陽花が、すっかり鮮やかな花を付け、帰宅を迎えて呉れました。

地元愛知県西尾市の保護司3団体(会員300人余)の依頼を受け、「玄行辻説法全国行脚」の一環として西尾市役所大ホールで法話して来ました。

 

法話後、数人の方々が、法話に感動しましたと直接お礼の言葉を掛けられて、恐縮しました。5年余りの辻説法の聴聞者は、2千人余となりました。

昨今、「三つ子の魂百迄」と言われ、「氏より育ち」を実感しています。我が街の都知事の呆れるばかりの守銭奴の実態が暴露され、哀れと言うばかりです。彼の幼少からの赤貧の人生を知るにつけ、カネ・カネの煩悩熾盛の人生観の欲まみれの人生が浮かび、ただただ心貧しいと思われます。

故高倉健さんがかつて対談で述べた「カネ・カネと言っているうちは、人間修行が足らない。」との言葉を彼に送りたい。

併せて、ウルグワィ前大統領ホセ・ムヒカさんの言葉も送りたい。「貧乏とは、少ししか持っていないことではなく、限りなく多くを必要とし、もっともっとと欲しがること

である。」

我々も、人を非難するだけでなく、他山の石としたいものです。

 

私事ながら、発売中の文藝春秋7月号P266「民進党は”改革”を捨てろ」(牧原 出東大教授)、本日12日、来週19日読売新聞「本よみうり堂・書評」(牧原 出東

大教授)の記事をご覧下さい。

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2016年5月26日 (木)

コラム150<人間卒論>

人間卒論―“人間卒業論文・80歳余命自己告知”

2016、5,1

拙僧は、先に提言しましたように、”80歳の余命自己申告”宣言して、既に死に支度を進めています。その一環として「80歳人間卒業論文」の構想に着手しています。

師・薬師寺山田法胤管主に勧められた、「写真俳句集」とコラム「山椒録」を併せて「人間卒業論文」として纏め、本として刊行致します。

その構成は、70歳から5年間に詠んだ300句を”写真俳句100句”とホームページに公開した山椒録390コラムを纏めて、”山椒録100コラム”目次・推薦箴言・

まえがき・あとがき他合計約220ぺージの構成した論文とします。

論文計画は、既に出版元は、決定して、下打ち合わせを済ませています。先ずは、写真俳句集の表紙と推薦箴言は、既に山田薬師寺管主にお願いしています。今後は、5月構想纏め、6月~7月執筆・推敲、8月試行本印刷・校正・9月22日75歳誕生日に印刷刊行の予定です。

80歳人間卒業論文が、薬師如来の審査に合格して、極楽入学が許可されるに値する論文となるべく、纏められればと思っています。

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2016年3月27日 (日)

コラム148<祝金婚式>

祝金婚式―“50年余前の物語”

本日は、勝手ながらの物語で失礼致します。

朝ドラ「あさが来た」は、”良家の娘”「千代」の前に現れた”帝大生”との幸せな物語です。しかし実話は、娘”亀子”は、なかなか嫁入り出来なく、両親を心配させたようです。

今日の主役の夫婦の物語りは、50年余前の”苦学生”と”田舎娘”の出会いでした。

自動車学校の入学試験、”苦学生”100点、”田舎娘”67点でした。ところが、その後、信じ難い田舎娘の素性が友人から知らされ驚いた。”田舎娘”と思われた娘は、同じ高校一年後輩の女子大学の女学生で、高名な医者の娘でした。

星雲の志を持った”苦学生”に”田舎娘”と思われたその”良家の娘”に意気投合され、医者以外人間でないと考えていた家系の高い拒絶の壁に、苦闘しつつ、結ばれた我が夫婦も本日(3月26日)で金婚式を迎えることとなります。その間、長男を亡くし、ハンデを持った子供他の数々の不運を乗り超えて、現在は、薬師寺の僧侶として、ひたすら“心の布施”を夫婦共々務め、金婚式を迎えます。

これも多くの皆さんのこれまでのご支援と暖かいご縁のお陰とただただ有難く、“感謝・感謝”です。

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2016年1月30日 (土)

コラム146<自己告知>

<自己告知>―“余命自告知の勧め”

 

「余命自己告知」提唱致します。

今年、後期高齢者となる身として、自分自身の余命を自己告知しています。高齢者の7割はガンとなり、その5割は命を落とすと言われ、ガンとなって医師に余命告知をされ、動顚し七転八倒する前に余命自己告知する。

拙僧は、前回のメールでもお知らせしましたように、早朝修行3千日達成する5年後、80歳までの余命自己告示して、「死での旅支度」をしています。寺の後継者も現れ、「エンディングノート」作成し、後顧の憂いなく「終の棲家」の先祖の墓に墓碑を新たに建立する計画も3月金婚式を期して実行中です。

「余命自己告知」を宣言して、初めて自由悠々の気分を実感しています。

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2015年3月30日 (月)

コラム136<書道展覧>

<書道展覧>―“大本山薬師寺書道展”

4月4日から開催される奈良大本山「薬師寺書道展」のご案内をする。この期間平山郁夫画伯の壁画も公開されている。来場者の皆さんは、無料で拝観出来る。是非お出掛け下さい。なお、写経道場前の大木薄墨櫻も満開で、皆様のご来場を歓迎する。

今回は、篆書体の額装・畳2枚大の作品を出陳している。楷書・行書・草書・隷書を終え篆書の作品で書体の最終作品である。

 「第8回一光書法展」

会期;4月4日(土)~4月12日(日)

会場;大本山薬師寺玄奘三蔵院(近鉄「西の京」駅下車すぐ)

場所;奈良市西の京457 電話0742-33-6001

時間;10:00~16:00

拙僧は、階段墜落事故後の体調養生のため初日4日の行事は、欠席し、5日(日)10時から6日(月)12時まで会場で待機する。ご来場は、待機中にお待ちする。

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2015年2月28日 (土)

コラム135<幸福成就>

<幸福成就>―“幸不幸―宗教の役割”

国民の生命・財産・平和他を守るのは、国の責任である。個人の幸福は、原則として自己責任である。現在の中東の争いは、宗教とは無縁のテロ事件だ。

戦争も社会の醜い問題も今に始まった事ではなく、有史以来のことである。個人の幸福も、2500年前に釈迦さんが説いたのは、如何に生くべきかの人生観(宗教・仏教ではない)だけであり、それは幸福になる為には、欲を捨てよ!そのために精進しなさいと説いているのみだ。

しかしながら、今に至るまで、人間は、欲にまみれて、不幸の道を進んでいるばかりである。本人の自己研鑽もなく、ただ努力もせず、怠惰な生活をしていては、いつまでも不幸の泥沼で喘ぐだけではないか。

宗教は、本人の人生観に起因することで、強制するものではない。社会の不安や個人の幸福は、本質的には宗教は無力である。原則的に宗教は来る者は、拒ばず、去る者は、追わずであり、本人自身のこころの問題だ。

幸福の究極の公案は、「お前は何者か?この世に何しに来か?」である。さて、皆さん公案の回答や如何に!!!

 

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2015年1月31日 (土)

コラム134<初詣大吉>

<初詣大吉>―“幸福童好評

 

 

皆様の今年の大吉を願って、幸福童(しあわせわらべ)を年賀状にしたため、制作したところ、多くの方から好評を博し、恐縮している。

その為か?鎮守の神様の代田八幡神社の恒例の初詣の際、珍しくおみくじが「大吉」であった。今年の皆さんの願いが、正月早々に叶ってきていることを実感しているので、念の為ご報告する。

なお、私事ながら

1)1月18日付け「読売新聞」P19書評ピアノを弾く哲学者サルトル他(牧原 出東京大学教授)

2)雑誌「中央公論2月号」対談自民党よ、慢心するな(星 浩、橋本五郎、牧原出)

をご一読乞う。

 

 

 

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2014年12月31日 (水)

コラム133<特別写経>

<特別写経>―“薬師寺国宝東塔大修理

大本山薬師寺では、現在国宝東塔の全面解体修理を進めているが、大修理成就を願い「薬師寺国宝東塔大修理特別写経」の勧進を行っている。特別写経全十組二十巻ご納経料一組二巻で一万円、全十組二十巻で十万円である。皆さんに勧進をお願いしているので、ご協力頂ければ幸いである。

拙僧も既に勧進を終えていたが、薬師寺東京別院での階段墜落事故を期に、特別写経を始めた。10月から二組四巻を写経して、今月で既に六組十二巻の写経を終えて、奉納した。新年正月に写経始めとして八組十六巻を写経し、一月末までに全十組二十巻の写経奉納を満願成就する予定である。

自坊「大給山一心寺」での坐禅会(無心會)並びに写経会(一心会)も今月第五十回目を終了し、会員の皆さんに第五十回目を記念して、「幸福童(しあわせわらべ)」の色紙を今後さらなる修行を続けられよう激励賞として進呈した。そして写経のお陰で、写経を続けられている皆さんが、自然にこころを磨かれて、こころ安らかになり顔つきが穏やかになっているようで、主宰者として安心である。

坐禅も写経も本人のこころの安心(あんじん)となり、本人自身の幸福の原点である。皆さんへもお勧めする。

 

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2014年12月25日 (木)

コラム132<法話報告>

<法話報告>―“書道展報告”

12月20日、自坊「大給山一心寺」より薬師寺村上太胤副住職法話会他行事を済ませて、帰宅した。法話会は、定員を超える参加者が来場し、参加者から解りやすいと大変好評のうちに終了した。参加者からは、次回の薬師寺山田法胤管主の法話会、も是非招待願いたいと乞われ、主宰者として、法話会の成果に大いに満足し、先ずは安堵している。

 

薬師寺東京別院での書道展も法話開催のため拙僧は、不在であったが、多くの方々が書道展に来場された。誠に有難く恐縮至極であった。

前回の隷書から今回出陳作品二点は、篆書に挑戦した。一年間の篆書の臨書を続け、完成した作品であった。主催者他来場者からも望外の絶賛を得て、感謝感謝であった。

現在は、来春の大本山薬師寺での書道展の出陳作品の作成に取り掛かっている。篆書の清の時代の名家「呉煕載」の臨書を畳2枚ほどの和紙に仕上げる。

楷書・行書・草書・隷書から最後の篆書で書の字体は、一先ず終了である。今後は、さらなる書の深淵極められればと、考えている。

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